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医療費の仕組みを使って、試算してます。
医療費の計算の仕組み、診療報酬請求とDPC(包括払い)
病院からの請求書をどのようにしているかがわかっているからこそ、医療費の試算が可能となります。
医療費の計算の基となる単価表(診療報酬請求表・DPC請求の一覧表)があり、厚生労働大臣が決定しています。診療行為を診療報酬、そしてDPC(包括払い制度)(→DPC制度PDF)に当てはめて、計算して、病医院が患者さんに請求し、残りを国保や社保などに請求しています。
主治医から入院病名、入院期間、手術名等。その情報を基に計算します。
通常、予定入院の場合は、主治医の先生から、入院の病名、およその入院期間、手術名や術式、リスクなどの説明を受けますし、紙に書いたものをもらうはずです。
DPC(包括払い)の仕組みから。負担割合や高額療養費を利用。
医療費の計算も、病名+手術名と内容、およその入院期間などから試算します。
DPC(包括払い)の表に、病名、その次に手術名とその内容から、標準的な入院期間についても示されています。その入院期間と先生から伺った入院期間について、差があれば、どうしてその差があるのかも類推します。それから、入院中に考えられる出来高部分というものも勘案して合計(試算)を出します。あとは、病院ごとにある係数をかけます。やっと、医療費の総額がでますので、3割相当が医療費の一部負担金とはなりますが、高額療養費の制度等を使うことで、実際に支払わなくてはならない金額を算出します。
医療費の計算の仕組みがわかれば、計算はできます。
医療費の計算がどのように行われるか、その仕組みそのものは単純です。診療行為に対しての単価表がありますから、積み重ねていったり、まとめて計算しなくてはならないものは、ひとまとめにするなどを行っています。ただし、人間の体に対して、メスを入れたり、検査機器を使ったり、不確実なものであって、絶対というものではありません。
患者さんの不安を少しでも和らげたい。医療費の試算を行う理由です。
わたしには、病院に長年勤め、外来の医療費も入院の医療費についても、計算してきました。今でも2年毎にある診療報酬の改定に関して勉強しています。
医療費の試算を行う理由です。患者さんの1番の不安は病気のことでしょう。その次は、医療費というお金に対する不安が考えられます。そこで、わたしがお示しできる医療費の概算額を提示します。そして、不安の一部でも軽くしてさしあげたいのです。
また、医療費だけではありません。病気が長引けば、生活費についても、検討しなくてはなりません。そのことについても、サポートさせていただければと考えております。
なお、手術等で体の機能の一部を欠いてしまったり、病気の障害で障害認定を受ける体になる場合があり、障害の認定を受けます。その後、申請によって、日常生活での費用の一部を負担せずに済む場合もあります。そのことについても、お知らせしますし、代わって申請することが可能なものもあります。
医療費の試算を行い、どのくらいの負担となるかを検討します。さらに、その他の支出にのうち、金融機関の対しての借入金は、期間の延長が考えられますので、交渉をお勧めします。